院長の深水です。
昨年末と新年早々に医院の設備機器が大きく変化しました。長年使っていました父から譲り受けていましたCTで、まだまだ使えていましたが、矯正やインプラントの診断用のため、撮影範囲を大きくしたかったこと、気道の計測がしたかったこと、次のステージに上がるために購入を決断しました。モリタのX800で、より高画質で診断を可能にするもので、以前使っていたベラビューエポックスに比べたら画質が鮮明になりました。
設置中のCT
設置完了のCT モリタX800
12/18に設置しましたが、以前のCTのデータをクラウドにあげるのに時間がとてもかかりましたね〜。
設置開始したのが、朝の10時からでしたが・・・・
終わったのが、
朝の3時!! 笑
私は夜中の0時に帰らせて頂きましたが、モリタの方は残って見守っていたみたいですね。ありがとうございました。
また3Dプリンターを1/12.13に導入しました。
この3Dプリンターが、今後歯科界を大きく変えていくのは間違いないです。3Dプリンターは以前からありましたが、精度の問題やプリントするのに時間がかかることやコストの問題など、臨床で導入するタイミングが難しいものでした。アライナー矯正治療の師匠である尾島賢治先生にすすめられたラピッドシェイプ30+を導入しました。このラピッドシェイプ社の3Dプリンターは、ドイツ製のもので価格は高いですが、高精度のものをハイスピードにプリント可能です。3Dプリンターが歯科治療で、どう役に立つの?って思うと思われるかもしれませんが、さまざまなところで活用できるのです。以前は模型を作るのに石膏を使っていましたが、石膏を使わずにレジンというプラスチックを積層させて模型を作るのです。他にもインプラントを入れる際にガイドとなるステントというものがありますが、そのステントを3Dプリンターで作製したり、プロビジョナルというセラミックの歯を入れる前に基準になる仮歯を作製したり、入れ歯をコピーしたり、マウスピースを作製したり、いろいろ他にもありますが、可能性は大きいです。まだ当院ではできませんが、インハウスアライナー(院内でマウスピース矯正装置を自己作製するもの)をダイレクトプリントするのが目標です。今年中にはできると思いますが、アライナー矯正の進歩が早すぎて、いつも尾島先生の新しい話に衝撃を受けます。
納品して頂いたコアフロントの篠崎さん
12日に1日かかって設置し、13日に説明して頂きました。当院スタッフの大石と私と説明を聞きましたが、なかなか新しい内容ばかりで、頭がパンクしそうでしたね。少しずつ理解して、使いこなしていきたいと思います。
たぶんラピッドシェイプの3Dプリンターは久留米初だと思います。福岡ではちょこちょこ導入されているみたいですが、これから増えてくるでしょうね。
これからばんばん臨床で使って患者さんに還元していきたいと思います。新しい治療が最高とは言いませんが、やはり日本は世界と比べて遅れているので、積極的に情報を仕入れて勉強する姿勢は忘れないようにしたいですね。