院長の深水です。
この度、4月末に日本顕微鏡歯科学会認定医に合格致しました。前のブログに書きましたが、福島で行われました学術大会で認定医試験を受験しまして、無事受かることができました。久留米市内では第1号の認定医みたいで、嬉しいかぎりです。
認定医って何なの?って思う方がいるかもしれませんが、ある一定のレベルにないと認定医の資格はとれません。歯科用顕微鏡を購入しても、自由に使いこなせないとただの機械になってしまいます。そのため自分の思うように使いこなせるようになるためには、知識と経験が必要ですし、時間をかけたトレーニングも必要になってきます。
たとえば脳外科の手術も顕微鏡を使いますが、その手術も誰でも出来るわけではなく、ある特定レベルの医師しか手術ができないのは分かると思います。歯科も同じで顕微鏡を使いこなせるにはある特定レベルの歯科医師しか処置ができないのです。また認定医を取得するには学会入会の年数や単位数、筆記試験と顕微鏡による治療の動画提出とその動画をもとした口頭試問をクリアしないといけません。
そういうわけで私も歯科医師になって20年、顕微鏡を使い初めて10年になりますが、初めて顕微鏡を使い始めたころは、操作になれなくて、なかなか苦労した時期がありました。最近は慣れましたので、もう体の一部のように使えます。顕微鏡歯科というのもやっと少しずつ世間でも認知されてきていますが、インプラントに比べるとまだまだ知らない患者さんが多いです。ぜひ多くの方に顕微鏡を使った歯科治療を知っていただき、再治療の少ない人生を歩んでほしいです。