院長の深水です。
コロナが終息する気配が全くありませんが、当院は院内感染防止対策をしながら、毎日診療しております。歯科業界も材料の欠品がものによっては出てきたりしています。一時期は麻酔のカートリッジが少ないこともあり(ワクチンの影響)、困った時期もありました。また最近はロシアとウクライナの戦争など、なにか嫌な世の中になっていますが、今のところ仕事が毎日できることに感謝したいです。早く以前のように戻ってほしいですね。
さて先週金曜日に院内セミナーを行いました。今回は第2回目ということで、3ヶ月前に開催された衛生士さん向けセミナーの続きでした。前回はマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の基本的な使い方や口腔内診査のやり方など基本的な内容で、今回はマイクロスコープにおけるミラーテクニック(鏡の使い方)やスケーリング(歯石取り)や超音波チップの基本などを指導して頂きました。
今回の院内セミナーの目的ですが、当院のスタッフのマイクロスコープの技術向上、歯科衛生士としてのやりがいを外部講師を招いて再認識してもらう狙いがあります。
本来であればセミナーなどは1人でセミナー会場に出向く必要がありますが、当院スタッフのほとんどがパートで主婦であり、なかなか現地に行くことは難しく、外部講師を招く出張セミナーは大変有難いものです。
講師のNEXT DENTALの林智恵子さん
マイクロの使い方を細かく直接指導してもらいました
マイクロを使ったキュレットの研磨の仕方も指導して頂きました
同伴の櫻井先生からのお話でありましたが、日本国内には68000件の歯科医院があり、その約10%がマイクロスコープのある歯科医院で、7000件の歯科医院が所有しています。おそらく5000人ぐらいの歯科医師が臨床で使用しているらしいのですが、衛生士が使用している人数はもっと少なく1000人ぐらいではないかということでした。その中でも使いこなしている衛生士の方はほんのひとにぎりです。
やはりマイクロスコープがある仕事環境(複数台を所有している)が重要ですし、あれば使いこなせるわけでもなく、習得に時間とトレーニングが必要です。なんのためにマイクロスコープを使うのかが大事で、導入したことで自分たちの仕事が向上し、結果患者さんを幸せにできればいいなと考えております。
新しいことを学ぶことは将来に対する自己投資ですので、スタッフにはスキルアップをしてプロフェッショナルなマイクロ衛生士として成長してもらいたいです。