院長の深水です。
先週19日に外部講師をお招きしまして、院内セミナーを行いました。
コロナが約2年前に流行りはじめて、ここ最近はスタッフ向けのセミナーを受けることが出来なかったです。今回の当院に講師を呼んでくるのは本当は2年前に計画していましたが、コロナのおかげでなかなか開催できずにいました。今回のセミナーは東京で開業しておりますネクストデンタルの櫻井善明先生と一緒に勤務しております歯科衛生士の林智恵子さんをお招きしまして、衛生士向けのマイクロスコープセミナーを開催しました。
マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）というものは、今まで歯科医師が主に臨床で使用していましたが、これからは衛生士も使用するのが当たり前の時代になると考えております。まだまだマイクロスコープの普及は浸透していませんが、今後注目されてくるのは間違いないです。歯科治療において拡大した状態で行うことは非常に大切なことです。見える状態で治療をするのか、見えない状態でするのか、治療の結果を大きく左右していきます。しかしマイクロスコープを使いこなすことは非常に難しく、導入したからといってすぐ習得できるものではないです。私はマイクロスコープを使い初めて10年以上になりますが、使い始めたころは全然使いこなせずに大変苦労しました。それから練習を積み重ね、何回もセミナーを受講することで、何とか使いこなせるようになりました。そもそもマイクロスコープの技術や知識は歯科大学では習いませんでしたので、卒後研修で習うしかないです。現在は一部の大学では指導するところも出てきているみたいですが、まだまだほとんどの大学のカリキュラムに入っていないのが現状です。
私は当院のスタッフにもこのマイクロスコープの世界に踏み入れてほしい思いが以前よりありましたので今回のセミナー開催に至りました。セミナーはスタートアップ、ベーシック、アドバンスと3回にわたって今後行われますが、彼女たちの衛生士として仕事に大きな変化があるのは間違いないでしょう。自分もそうでしたが、マイクロスコープが楽しい！衛生士の仕事が楽しい！と少しでも思ってくれたら、院長としては嬉しいですね。
まだまだ習得には大きな壁があるとは思いますが、あたたかく見守っていきたいと思います。
