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ふかみず歯科クリニック

アライナー矯正とCMDを学ぶコース受講

12/22(木)にまた東京にセミナーを受講しに行ってきました。最近は尾島賢治先生のアライナー矯正のセミナーばかり行っております。今回はCMD(craniomandibular dysfunction)といって、かみあわせや顎関節に問題があり、顎顔面領域に不調和を抱えている患者さんに対して、アライナーによる矯正治療でどうやってアプローチしていくのか、そういう内容のセミナーでした。2日間のセミナーで、1日目はWebで講義があり、2日目は、東京で現地開催のハンズオンでした。顎関節症の患者さんは、日常臨床でも意外と多く、私が毎日診ている患者さんの中でも半数は占めている感じはあります。特に抜歯矯正(小臼歯4本抜歯)を以前やっている患者さんは、なんらかの顎関節症になっている確率は非常に高いと感じています。審美目的を優先するがあまり、前歯をひっこめるだけの矯正をされた方は、前歯が噛んでいない、臼歯が部分的にしか咬んでいないパターンを多く感じます。前歯は綺麗に並んでいるけど、噛み合わせや顎関節はどうなの・・・・???という感じです。矯正治療と顎関節症は、因果関係はない、とアメリカ矯正歯科学会では言われていますが、(日本の矯正歯科学会でもほぼそのスタンスです)、臨床的には関係ありありだと実感しています。アメリカは訴訟大国ですから、因果関係ありと認めてしまうと大変なことになりますから、なかなか難しいとは思います。ですからちゃんと顎関節や噛み合わせを診断できた上で、矯正を行わないといけないと思います。見た目だけ治しても、機能(顎関節や噛み合わせ)がよくないと反対に不調になりますので、、、。

セミナーでは顎関節症の診断、触診、相互実習、Nemo(分析ソフト)によるスプリント設計、3Dプリンターで実際に作成して、自分の口に最後入れる、ステージングの考え方など、さまざまなことを学びました。コロナでWebセミナーが多いですが、実際のリアルセミナーでしたので、理解しやすかったです。当院では先月にNemoが入り、先週にCTが新しくなり、来年は3Dプリンターが入るので、これで次のステージのアライナー矯正治療が可能になります。これからはスキャナー(i-Tero)、デジタル分析ソフト(Nemo)、3Dプリンター(Rapidshape)の3つの柱が、鍵になってくるかと思います。やるべきことがありすぎて、追いつかない、、、笑。年末ですが、29日まで診療しておりますので、どうかよろしくお願い致します

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